日常生活の注意点

もしものときのために、
準備しておきたいこと

監修:国立大学法人大阪大学大学院医学系研究科運動器バイオマテリアル学
准教授
 冨田 哲也 先生

地震や水害などの災害、交通機関や旅行先でのトラブルなど、普段と違うことが、いつどこで起こるかわかりません。そうしたことは、起こらないことが一番ですが「備えあれば憂いなし」です。日頃からもしものときのことを、ご家族やかかりつけの医師と相談しておきましょう。

災害のための準備1)

災害は、いつ、どこで起こるかわかりません。また、広範囲で起こることもあり、怪我人や病人が限られた医療提供施設に集中してしまうことも考えられます。あらかじめ、もしものときに備えて準備をしておくことで、心配事が1つ減るかもしれません。

もしものためのお薬の準備

1週間分の薬を備えておきましょう

医師に薬の備えについて相談しましょう。

薬の服用ができないときはどうしたらよいか医師に相談しておきましょう

お薬によっては2週間ほど効果が持続するものもあります。もしものときは、服用ができなくても大丈夫なのか、数ヵ所に分けて持ち歩いたほうがよいのか、かかりつけの病院に行けない場合はどうしたらよいかを確認しておきましょう。

お薬手帳を持ち歩きましょう

災害時、かかりつけの病院に行けなくても、お薬手帳があれば服用中の薬がわかり、処方してもらうことができます。

ご家族にも、お薬の情報を共有しておきましょう

落ち着いて考えられないとき、ご家族の方が服薬をサポートしてくれたら安心です。
また、処方せんやお薬手帳を携帯電話等で写真に撮り、メールなどでご家族と共有し保存しておくと、お薬手帳が手元にないなど困ったときに便利です。

準備をしておくことで、もしものときに、あわてずに行動できるようになります。また、準備を通して、関節リウマチやご自身の身体、現在の治療について、医師やご家族と話し合いましょう。

もしものための道の準備

関節リウマチの症状で足の変形がみられる方や関節の痛みが強く歩くのが大変なときがある方などは、もしものとき、誰と、どのような道を通って移動するかを考えておきましょう。
避難場所までの道を複数調べ、実際に歩いてみましょう。階段や坂が多い道や、でこぼこしていて歩きにくい道があるかもしれません。また、マンションなどにお住まいの方は、災害時にはエレベーターの使用ができなくなります。階段に手すりがあるか、近くにサポートしてくれる人がいるか確認しておきましょう。

いつ、準備をすればいいの?

もしもの出来事は、いつ起こるかわかりません。準備をされていない方は、できる準備からすぐに始めましょう。また、季節により雪が降ると道が狭くなる場所や、「暑いときには冷蔵庫で保管している薬はどう持ち出すの?」「寒い日には関節を温めるためにカイロをかばんに入れておこう」といった疑問や工夫が生まれ準備が異なることもあります。一度準備をした後は、季節ごとに振り返ってみてはいかがでしょうか。

  • 1)大西 亜子:“第2章 3 看護師が知っておきたい外来診療” 最新知識と事例がいっぱいリウマチケア入門 神崎 初美ほか編 メディカ出版:101, 2017

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