日常生活の注意点

リウマチの合併症(肺炎や貧血)

監修:国立大学法人大阪大学大学院医学系研究科運動器バイオマテリアル学
准教授
 冨田 哲也 先生

関節リウマチの合併症には、関節リウマチに伴うものと、治療薬の副作用によるものがあります。関節外症状をコントロールする事は大事であり、生命予後にも関連してきます。関節症状以外の合併症についてみていきましょう。

関節リウマチと合併症

関節リウマチでは、関節の症状だけでなく、熱が出たり、体重が減ったり、倦怠感があるという全身症状や骨粗鬆症、眼が乾く、肺炎にかかる、胃腸の調子が悪くなるなどさまざまな合併症が起こることがあります。これらは、関節リウマチに伴うものと治療薬の副作用によるものなど原因はさまざまです。

合併症に多い、肺炎や貧血

長い間炎症が改善されずに続くと、鉄分を補給しても改善しない貧血などの合併症もあります。特に肺の合併症は治療が遅れると危険なものもありますので注意が必要です。
また、関節リウマチでは病気そのものと治療薬の両面から感染症に気をつける必要があります。

合併症にかからないためにできること

手洗い・うがいといった感染症予防(参照:「関節リウマチと感染予防」)、歯磨きなどの口腔ケア、バランスのとれた食事(参照:「リウマチの食事とお酒について」)や適度な運動(参照:「関節リウマチと体操・運動」)、趣味を楽しむといった心と身体の健康維持も大切です。例えば、骨粗鬆症では、カルシウム、ビタミンD・K・Bをとり、日光を浴びることが重要とされています。また、適度な運動は、筋肉を維持して転倒を予防するだけではなく、骨への刺激を与えるため、骨形成に効果的とされています1)

おかしいなと感じたら

どのような症状が出やすいのか、あらかじめ理解し早く気がつくことができれば、治療によって改善したり進行を防いだりすることができます。関節リウマチの治療と同じように、合併症も早期発見、早期治療が最も大切です。身体の不調に気づき少しでもおかしいなと感じたら、すぐに医師に相談しましょう。

  • 1)前田 俊恒:“第3章 13 リウマチと骨粗鬆症” 最新知識と事例がいっぱいリウマチケア入門 神崎 初美ほか編 1 メディカ出版:191, 2017

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