治療のお話

その他の治療法は?

監修:鹿児島大学 名誉教授
 武井 修治先生

手術・リハビリテーション

若年性特発性関節炎のリハビリテーションは、残ってしまった障害に対する代償的なものだけではなく、関節の曲げ伸ばしの範囲(可動域)を確保し、変形を予防して関節機能を守ろうとする視点から、早期からの積極的な導入が求められています。対象が小児であることから、リハビリテーションを進めるにあたっては成長の要素、学校生活への対応、ご家族や学校への協力要請などの配慮が必要です。

手術療法

若年性特発性関節炎では、手術以外の治療を優先させることが基本です。関節障害のために日常生活が不自由で、リハビリテーションの手段を使ってもカバーできない場合には手術も検討されますが、ほとんどの場合、成人になってから手術療法が行われます。

2022年10月作成 ENB46M014A