診察を受ける

「関節リウマチかも」と思ったら、
何科にいく?

監修:慶應義塾大学医学部
 リウマチ・膠原病内科 教授
 金子 祐子 先生

「関節リウマチかも」と思ったら、何科にいく?

「関節リウマチかも」と思ったら、まずはかかりつけの医師に相談するか、お近くのリウマチ科、膠原病科(膠原病内科)やリウマチ(科)を標榜している整形外科を受診しましょう。関節リウマチの専門医は一般的に、リウマチ科、膠原病科、整形外科にいますが、病院やクリニックによって診療科の表記の方法が異なることがあります。関節リウマチを専門に治療している医師がその病院にいるかどうかわからない場合は、直接問い合わせてみるのも方法です。

関節リウマチの診断には、症状や検査値だけでなく医師の総合的判断が必要です。関節リウマチの基本は、病気を早く発見し、早く治療を開始することですので、気になることや疑わしい症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。関節リウマチの診断のための診察では、まず、問診(医師による質問)と関節の腫れや痛みなどの診察を行い、症状確認と血液検査などを行います。関節リウマチと診断された場合でも、現在は、飲み薬、塗り薬、注射、光線療法など、患者さんのライフスタイルに合わせて選べる多くの治療法があります。関節リウマチの治療は病気を早く発見し、早く治療を開始するほど、より高い効果が得られることが分かっています。また、発症してかなりの期間が経過した患者さんでも、適正な治療を行うことで症状を抑えることができます。

2022年10月作成 ENB46M014A