治療をはじめる

基礎療法

監修:行岡病院 骨関節センター長
 越智 隆弘先生

関節リウマチを「知る」

関節リウマチは、患者さん自身が病気を知り、納得した上で治療を進めることが大事です。
わからないことがあれば医師等に質問し、確認しましょう。
次回の受診までにメモをとっておくのもおすすめです。

関節リウマチは気長につきあっていく病気なので、なんでも相談できるくらい、医師と信頼関係を築けるようになることが理想です。

日常生活で気をつけること

関節リウマチの患者さんは、関節に負担がかからないことを意識しながら生活する必要があります。

食事

特別「これが関節にいい」とか「これは食べてはいけない」というものはありませんので、栄養のバランスを考えていろいろなものを食べましょう。
ただし、関節に負担がかかるため太らないように気をつけましょう。
お酒を飲むと関節の腫れが増すことがありますので注意してください。

睡眠

ストレス解消のため、睡眠をしっかりとって規則正しい生活を心がけましょう。

運動

体を動かすことは関節によいのでおすすめですが、痛みのあるときは無理に動かさないようにしましょう。

その他

喫煙は関節リウマチにも、もし合併症や薬の副作用が起きた場合にも悪い影響を与えます。
禁煙しましょう。

関節リウマチのお薬には、妊娠中に使ってはいけないものもあります。
男性でも女性でも必ず医師に相談しましょう。