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関節リウマチは決して悲観的になる病気ではありません。現在では、病因の解明も進み、新しい薬や治療法も続々と開発されてきています。関節リウマチが分子や遺伝子のレベルで解明されるようになってきたので、それらの働きを直接抑える治療の研究が進んでいるのです。こうした「先端医療」の代表的なものとして、抗サイトカイン療法、遺伝子治療、再生医療、ゲノム創薬などがあります。他に手術の領域では、手術支援ロボットシステムの開発も進んでいます。
このように、今後患者さんが選ぶことのできる治療の選択肢は増えてくることが期待できるのです。 |
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| ●抗サイトカイン療法: |
関節リウマチに関係したサイトカイン(活性因子)をターゲットにし、その働きを抑える治療法。現在、日本で承認されている生物学的製剤には、TNFをターゲットにしたものと、IL-6などのサイトカインをターゲットにしたものがあります。 |
| ●遺伝子治療: |
滑膜の増殖を抑制する因子をつくる遺伝子を、滑膜細胞に植え込むというような治療法。 |
| ●再生医療: |
軟骨が破壊された部分に、これから軟骨になる細胞を植えて、軟骨を再生させる治療法。 |
| ●ゲノム創薬: |
疾患に関連するDNAを解析して薬を開発したり、個人にあった薬を使用したりする治療法。 |
| ●手術支援ロボットシステム: |
手術の計画、進行などに、コンピューター解析を導入し、より安全で確実な手術を行うことを支援する機器。 |
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1973年に米国病院協会が「患者の権利宣言」を発表したことをきっかけに、「患者さん自らの意思と選択により、最善の医療を受けることが大切である」との考え方が日本でも一般的になってきました。かつては、医師が全てを決定し、患者さん側も「先生にお任せ」という姿勢で医療が進められた時代もありましたが、医療の中心はあくまでも患者さんです。与えられる医療ではなく、参加する医療へと変わりつつあります。
こうしたなかで、最近では「インフォームドコンセント」と呼ばれる一種の契約をもとに治療が進められるようになりました。どんな治療をするのか、費用はどれくらいか、どんな効果が得られるのかなど、医師が治療に関する必要な情報を患者さんに十分説明し、患者さんの了解をとった上で治療を始めるということです。つまり、患者さん自身が治療を行うかどうかの最終的な決定権を持つことになりますが、医療は患者さんと医師の信頼関係の上に成り立つものです。 |
近年、大きく進歩した関節リウマチ医療では治療の選択肢が広がっています。一方で、副作用や注意事項など医師が患者さんに説明すべき情報が増えると同時に、患者さんからの情報も医師が正確に受けとる必要があります。関節リウマチ医療においても、医師と患者さんの心が通うコミュニケーションがますます重要になってきたといえるでしょう。 |
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